yamada-hakase’s blog

LinuxなどのOSSやクラウドについて

2020-06-27から1日間の記事一覧

bash-completionを活用して、manやhelpを見ずに、バシバシ長いコマンドを打つ

1. 入力補完機能を使っていますか? bashをはじめとして、多くのシェルやコマンドプロンプトで入力補完機能(completion)が提供されている。Windowsでも使える機能だし、ほとんどの人が使っているだろう。 $ ls sample.txt test1.txt test2.txt test3.txt $…

あらためてEPELリポジトリの使い方をまとめてみた

1. はじめに RHEL系ディストリビューションにおける、拡張パッケージのリポジトリ「EPEL」を使っている人は多いだろう。筆者もこれまでの記事で何度か紹介してきた。ところがクラウドでは状況が微妙に異なる。そこで使い方をまとめることにした。 1-1. TL;DR…

SELinuxとFirewallを有効にしたまま443でsshを受けるように設定する

1. はじめに 443ポートを使ってssh接続したいことがある。クライアント側はPuTTy/Tera Term/opensshでポート変更するだけでよいが、サーバ側は少し手順が複雑になる。少なくともGUIツール上でポート番号を変えるだけと言うことはない。 また今どきのLinuxは…

SELinuxやFirewallは正義か?

はじめに 今どきのLinuxは、SELinuxやFirewall(ここではfirewalldやiptablesなどのソフトウェア実装を指す)がデフォルトで有効になっていることが多い。これらはインフラ屋にとって難しい存在で、セキュリティ強化をアシストしてくれる一方、これらの機能…

OCI Computeでブロック・ボリュームをiSCSIでアタッチする

1. はじめに ブロック・ボリュームのアタッチ方法(アタッチメント・タイプ)には「準仮想化(Paravirtualized)」と「iSCSI」がある。以前書いた「 OCI Computeでブロックボリュームをマウントする」では、手順が簡単な「準仮想化」を使用している。 しかし…

OCI Computeでブロックボリュームをマウントする(LVM不使用編)

1. はじめに 以前に書いた以下のエントリでは、追加したブロックボリュームをLVM(論理ボリュームマネージャー)で構成した。 OCI Computeでブロックボリュームをマウントする しかしクラウドや仮想サーバー環境では既存のボリュームを簡単に拡張できるので…

OCI Computeでブロックボリュームをマウントする

マニュアルやチュートリアルにも書かれているテーマだけれど、その内容がイマイチなので、ここで整理したい。 0. 対象環境 Oracle Cloud Infrastructure Compute Linux系OS 1. なぜブロックボリュームのマウントについて書くのか ブロックボリュームのマウン…

Oracle LinuxのデフォルトカーネルをスマートにUEKからRHCKに変更する

前提条件 Oracle Linux 7 Oracle Linux 8(※) ※UEKがデフォルトインストールされているのはOracle Linux 8 Update 2以降 はじめに Oracle Linuxには2種類のカーネルがある。1つはデフォルトカーネルのUEK(Unbreakable Enterprise Kernel)で、もう1つはRed…